ひと さと
ムラ
やま


水のこと

2004.8.2



茅葺き民家の前を水路が流れています。

灌漑水路として利用されていますが
こどもたちの格好の遊び場。

このあたりは阿武隈山系の沢水があつまり
とても水が豊かなところ。

農家の人たちにとっては
生活を支えるとても大切な水でもあります。

水は冷たく清らか。

この水の清明さはまわりをとりかこむ
山や森からの贈り物です。

落ち葉でふっくらとした森の地面は
雨水をたっぷりと含んだスポンジのよう。

このおかげで雨水は一気に川に流れ込むことなく
伏流水がじわじわとにじみ出し沢水となり、
山々の無数の沢水が一本の川となって
村の中心を静かに流れていきます。

村には水道がありません。

ほとんどの家がこの沢水や地下水を利用しています。

水脈が豊かで10メートルも掘れば
井戸水が湧き出るそうです。

水が豊かだと、農作物も豊か。

そしてなによりも
心が豊かになるのを感じます。


建築家
CHUHEI
SAKAI
@坂井忠平
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