コロナ禍で、あたらしい生活様式として定着した「三密に注意」。
　室内の密閉を避けるために部屋の空気を入れ替える「換気」があたらしい日常になりました。

窓をあけましょう

　新鮮な外気をとり入れるために一番手っ取り早いのは窓をあけること。 台所や浴室に換気扇が備わっている住宅が多いことと思いますが、 窓を開けると給気が促されて換気効率の向上が期待できます。家で過ごす時間が長い方々にとって、コロナが終息しても意識したい習慣です。

　ひと昔前の住宅では、換気扇が備わっていない部屋もあります。その場合は、夏でも冬でもこまめに窓をあけて部屋の空気を入れ替えるのが良いでしょう。せっかくエアコンで快適温度にした部屋の空気を逃がすのは惜しい、と思われても従来のエアコンには換気機能が備わっていません。適切な方法で新鮮な外気をとり入れることをおすすめします（コロナ禍を受けて一部のメーカーで換気機能付きエアコンが発売されました）。

換気扇のお手入れを

　温熱環境に配慮して設計された家では、窓を開けなくても、室内の快適温度を 損なうことなく部屋の空気を入れ替え可能な空調・換気設備の導入が進んでいます。 そのようなご家庭であっても、換気設備を使い続けていくうちに フィルターが目詰まりして機能が低下します。 換気能力を損なわないように定期的にフィルターなど部材の洗浄や交換をしましょう。
　同時にエアコンのお手入れもお忘れなく。