風通しのいい家

Modern Minca「モダン民家」

健康住宅

「建築家とつくる家」

いい家は風となかよくすること

日本、ひろくはアジアの家は風通しを良くすることが大前提。
気候風土とおおきな関係があります。

日常のことなので意識されませんが
日本は温暖多湿の国。

漬物、梅干し、納豆、酢・・・
みんなおいしいのも日本の「湿気」のおかげ。

西洋人が家の中も靴で歩きまわるのに対し日本は素足で過ごすのも
そんな日本の多湿環境がもたらしているのかもしれません。

湿気を家の中にこもらせるとロクなことがありません。
「高気密住宅」なるものはそもそも日本には不向きなのです。
窓を大きく開け放つ、というのは気分的にも、家のためにもとてもいいこと。

「そよ風がかけぬける家」のページへ

雨の日や真夏日は襟元がゆるやかな服装が気持ちいいように
部屋をゆるやかに空気が流れる家が理想です。

家を断熱材ですっぽりとくるんで
エアコンで冷やした空気を逃さないようにする努力より
暑熱を遮り、いったん入りこんだ湿気を逃がしやすくする造りが
湿気の多い日本にとってはるかに理にかなっています。

除湿機もエアコンも、もっと稼働時間を減らすことができれば
高気密高断熱住宅を普及させるよりよっぽど「エコライフ」ではないでしょうか。